次女の1歳半、マレーシアで迎える日常
こんにちは、Saoriです。マレーシア・ペナンに移住して3年半が経ちました。
我が家には3人の子どもがいます。長女のHikari(7歳)、長男のZen(5歳)、そして次女のYukari(1歳半)。先日、Yukariが無事に1歳半を迎えました。
上の子たちはインターナショナルスクールに通っていますが、Yukariはまだ未就学。家で私と過ごす時間がほとんどです。
でも、この「何もしない期間」こそ、教育移住の本当の恩恵を感じる瞬間だと気づきました。
幼児期に自然と身につく「多言語環境」
HikariとZenがインターに通い始めたのは、それぞれ3歳と2歳の頃。当時は「英語が話せるようになるかな」と心配したものです。
でもYukariを見ていると、その心配が無意味だったと実感します。
家では私と日本語、夫とは英語、外ではマレー語や中国語が飛び交う環境。Yukariはまだ言葉を発する段階ではありませんが、私が英語で話しかけると日本語で返すHikariの会話を、じっと聞いています。
先日、近所のマレー系の方が「Selamat pagi(おはよう)」と声をかけると、Yukariが手を振って笑顔を返しました。言葉はまだでも、コミュニケーションの土台はもうできているのです。
言語習得の黄金期は3〜12歳と言われますが、その前の0〜3歳も「音の認識」という点で非常に重要です。日本語にない音(RとLの区別、声調のある中国語など)を、赤ちゃんの頃から聞いているかどうかで、将来の発音が変わります。
「待つ教育」が自然にできる環境
日本の保育園では、1歳半検診で「言葉の遅れ」を指摘されるお子さんもいるそうです。
でもマレーシアでは、子どもの発達に「正解」を求めません。多民族国家だからこそ、成長のスピードが人それぞれなのが当たり前。周りが急かさないので、親も焦らずに済みます。
私も理学療法士として子どもの発達を見てきましたが、Yukariの成長はむしろ標準的。歩き始めたのも1歳2ヶ月と平均的でした。
でも、ここでは「早い・遅い」よりも「その子らしさ」が重視される。この感覚が、子育てのプレッシャーを大きく減らしてくれています。
上の子たちの変化が、次女に与える影響
Yukariにとって、HikariとZenは最大の先生です。
Hikariが宿題でアルファベットを書いていると、Yukariも隣でクレヨンを持って真似をします。Zenが英語の絵本を読んでいると、一緒にページをめくります。
インターに通う子どもたちの「日常的な学び」が、自然とYukariの環境になっているのです。
特に驚いたのは、Yukariが「Thank you」と言う場面を見た時。まだ発音は不明瞭ですが、明らかに「ありがとう」とは違う言葉を発していました。Hikariが学校で覚えたフレーズを家で使うのを、聞いて覚えたのでしょう。
教育移住のコストを「投資」と捉える視点
ここで、教育移住にかかる費用を改めて考えてみます。
我が家の場合、HikariとZen2人のインター学費は年間約40万リンギット。日本円で約1,608万円(2026年4月26日現在、1MYR=40.21JPY)です。これは約80万元に相当します。
これに住居費や生活費を加えると、年間100万元以上の出費になります。
「高い」と思うかもしれません。でも、これを「消費」ではなく「投資」と捉えると見え方が変わります。
Yukariがこの環境で育つことで、言語習得コストがゼロに近づく。上の子たちも、日本にいたら別途かかる英語塾やインターナショナルスクールの費用が、家族全体で暮らすことで相殺される。
さらに、多文化共生の感覚や、グローバルな視点は、お金では買えない価値です。
幼児期の教育移住、本当におすすめできる人
「子どもが小さいうちから教育移住すべきか」と聞かれることがあります。
私の答えは「家庭の状況次第」です。
0〜3歳の子どもにとって、何よりも大切なのは「親との安定した愛着関係」。マレーシアに来ても、親が仕事や環境の変化に追われて余裕を失ってしまっては本末転倒です。
一方で、親自身がこの環境を楽しめるなら、子どもは驚くほど自然に適応します。Yukariを見ていると、言葉や文化の壁を全く感じさせません。むしろ、新しい刺激を楽しんでいるように見えます。
まとめ:教育移住は「家族の成長」そのもの
1歳半のYukariを通じて、教育移住の本当の恩恵を再発見しました。
それは「学校に行く前から始まる学び」であり、「親が意図しなくても身につく環境」です。
もちろん、上の子たちの学校生活や学習進度も気になります。でも、Yukariの何気ない成長の瞬間に立ち会うたび、「この選択は間違っていなかった」と感じます。
教育移住は、子どもだけでなく家族全体の成長の場。そのスタート地点に、0歳から立つことができる。それが、私にとって最大のメリットかもしれません。
これからも、Hikari、Zen、Yukariの成長を見守りながら、リアルな体験をお伝えしていきますね。


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